AppleWatchが要らなくなったわけぢゃない、要らなくなったと感じる自分が居るだけだ。

手元にあるのは恐らくseries6だと思う。
黒のアルミケース。
プロテクターも保護シートも貼ってないのでところどころキズがついているけど致命的なものもないし、誰かに「はい」ってあげても「ありがとう」って言われるレベルだと私的には思う。
充電しなくなって半月くらい、、、 や、1ヶ月くらい経つかな。
これくらい時が経つともう”要らない物リスト”の仲間入りだ。
あんなに欲しくて買ったくせに。

Appleは高価だが、買った時から暫くそれなりに興奮をくれる稀有なメーカーだ。
AppleがまだMacintoshを売っていたころだからもう30年くらいApple製品のどっぷりだったけど最近はなんだか荷が重いというかヘビーデュティー過ぎて扱いが難しい。
実際キッチンのiMacのOSはジェネレーションが2つばかり前だし、メインで使っているiMacはこのように稼働中だが、OSは前バージョンのままアップデートは打ち切られている。
それでも使えてしまう。

電化製品ならまだしも情報機器だぞ。

良くも悪くも製品寿命が長すぎるんだよ。
OSがバージョンアップ打ち切られてるのに、フツーの使い方なら全然現役、調子に乗って動画編集なんかするとCPUもメモリーも追っつかないからよくフリーズするけど、それでも他のアプリを並列処理していなければ1本の動画を作成するまでは持ちこたえてくれる。
良い子だ。
言わずもがなiPhoneだって、今春 大学生になる息子は流石にお母さんのお古のiPhone8PLUSではスペック的にも見た目もモデルも古いから14PLUSに換えたけど、私のは12mini、妻のは11PLUSで全然現役。


さぁ、ここにきてAppleWatchだよ。
AppleWatchなぞ外回り営業ならばスケジュール管理やら電話やらメールやら健康管理やら使い勝手は多岐にわたるが、もう完全隠居の身ではWatchはブルっとも震えない。
時間を見るためにわざわざ充電をする妙な腕時計になってしまった。
決して性能が落ちたわけでもOSのバージョンが切られたわけでも故障したわけでもないのに全く不要の長物になった。
身辺を見回すとそうした物で未だに溢れている。
ビジネスバッグもスーツも靴も筆記具もパソコン、その他周辺機器、カメラも、、、
要らないわけぢゃない。
要らないと感じる自分が居るだけだ。

アストロトレーサーからポータブル赤道儀にした件

あ、まずWordPressの新たなtexteditor Gutenberg の操作性は素晴しい。とだけゆっておく。

冒頭まったく関係ないし興味のない話題でごめんなさい。でも、ここから書き連ねる「アストロトレーサーからポータブル赤道儀にした件」はほとんどの人が興味ないだろうし、何ゆってんのこいつ?ってなるけど書くよ。

(前も似たようなこと書いてるけど…)

毎晩(これは早朝ね)星を見ては撮る。
おじさんになると友達も少なくなるし、嫁さんに悩みを話したり愚痴っても怒られるだけし、誰に何をゆうでもなくストレスと孤独感に苛まれて行くのはご承知の通り。
星はいいぞ。 何もいわないし綺麗にキラキラと夜空に輝いてて素敵。

星撮り人口が少ないのが大きな要因だと思うけど、PENTAXが発明したアストロトレーサーはいつまで経ってもニッチな商品で有り続ける。
恐らくカメラをやってない人は誰一人「あすとろとれーさー」の言葉に反応出来ないし、カメラをやってたとしても諸々の事情を抱えた悲哀に満ちたおじさんでもないかぎりその存在すら気が付かないだろう。
ゆってみれば星撮りをしたいが故にたどり着いた先に「あ!」っと たまたま見つけたお宝なんだ。
けど、アストロトレーサーはSR(ShakeReduction)のようなセンサー手ぶれ補正が出来てから開発されたものだから思いの外若いproductでもあるし、PENTAXの(アストロトレーサー)対応カメラのみの技術。
全カメラ人口の中の稀有なPENTAXファンの中の星に興味のあるおじさんのみと考えると、日本では多分100人くらいしかいないと思うw
ま、それは偏見かもしれないけど素晴しい技術のくせして認知度が低い。


一方、赤道儀というものをご存知だろうか?
居酒屋の店名でも焼酎の銘柄でもない。
これもアストロトレーサーよろしくカメラをやってない人にとっては何が何やらだが、カメラをやってる(また天文ファン)人はアストロトレーサーよりは反応度はグッと上がるはず。
それもそのはず、もともと赤道儀の歴史はかなり古く1700年後半からあるらしい。
その由緒正しい赤道儀に撮像素子を備えたカメラをくっ付けて星空を撮影するとゆうお楽しみは カメラ黎明期からあると聞く。
私も最初は赤道儀を購入しようと考えていたんだけど、赤道儀設置の写真を見た時の意味不明かつ奇々怪々なフォルムは精神障害者が思い思いに飾り付けた趣味の悪いクリスマスツリーのようにしか見えなかった。

ダメだ、こんな変なの…
元来面倒くさがりなクセにこだわり派な私は、とっつきにくいと感じるとまずは簡単な方から手をだす。
いずれそのとっつきにくい方にこだわるとしても。。。


アストロトレーサーはとても簡易的だ。
対応カメラにオプション品であるO-GPS1をくっつけるだけで、先程のクリスマスツリー状態は避けられる。

こいつなんぞはまだ外付けで不格好だが、PENTAX K-3IIとK-1、K-1M2においてはアストロトレーサー内蔵なのでカメラ単体で星が追尾出来るのだ。
スゲー。スゲーぜアストロレーサー!!!
とまぁ、感動したのは最初だけで、結局現在のオルゴール赤道儀に落ち着くことなる。
理由はいくつかある。
まず、設置も簡単手間いらずに見えるアストロトレーサーだが、意外なことに場所を選ぶ。

天空が真上に見えていること。
GPSが拾えるところ。
高圧線、鉄柱、立体駐車場の屋上、車の近く、鉄の塊が多い場所はダメ。

設置が簡単ということは、自宅のベランダとかビルの立ち並ぶ街中とか歩道橋の上とかお気軽お手軽に写したいという気持ちが先行してしまうのだが、実際のところ、本来の赤道儀を持ち出してセッティングするべき場所でないとうまく機能しないことが多い。
磁場の問題らしいんだけど、ようするにアストロトレーサーはGPSで自機の位置を補足したデータから地軸を割り出し、それを基にSR機能をもつセンサー自体をゆっくりと回す(ガイドさせる)ので、近くの磁気(自機ぢゃないよ)に反応してしまうらしい。
まぁうなずける。
一時期夢中になり、立体駐車場の屋上へ夜中コッソリお邪魔して三脚立ててアストロトレーサーを起動するも周りの鉄柱やフェンスに大いに反応して正常動作しないことが多々有った。
設置に関しては無問題だが環境によっては設置以前に動作が不安定だということが最大の弱点だ。

PENTAXというカメラ。
これも大いに問題のひとつ。
選択肢的にアストロトレーサーを使いたくばPENTAXのカメラしかないのだが、そのボディもレンズもご周知の通りである。
まぁこれ言い出すと聖なるPENTAXIAN軍勢が大挙として押し寄せ、ペンペン草も生えない程に大地を焼き払ってゆくとなんかで読んだ。ホントにそうだから怖い。



で、話は長くなったけど、よーするに設置に慣れ、極軸合わせが出来るようになればポタ赤の方が良いという結論。
例えば、頻尿で目が覚めてたまたま星空眺めたらキレイかった… という場合でも、ベランダにポータブル赤道儀に載っけたお気にのカメラを設置して、30秒から60秒くらい炙り出せば自宅のベランダから簡単にオリオン座が撮れてしまうんですわな。

この記事を目にした人の99.9%の人がポータブル赤道儀による星空撮影に興味をもつわけがない!と確信している。
だって星が写るだけだもんねぇ〜w
でも……  癒やされるんだよ。
誰にも言えない事もたくさんあって、日々のストレスや決して消えることの無いどうしよもない悩みをさ、星を眺めてるとちょっとだけ忘れられるんだよ。。。



テンコモリのGRなんて出ない

2018年も残り僅か3ヶ月ほどになりましたね。
嗚呼、結局平坦で平和でのんびりした暮らしを夢見ていましたが、案の定 今年も紆余曲折を経てジリ貧な売上と次々と増える出費、そして痛くなる胃。。。
のんびり悠々自適などとゆう暮らしはきっと夢物語なのでしょう。

さて、GRですよ。GR。
GRから小変更してGRIIという新製品ですよぉ、、って 発売した時点(2年前)で、もうGRの行く末がかなり厳しいものになって来ていると気付くべきでしたな。
それでもGRを買い、売り、また買い、また売り、GRIIを買い、また売りました。
でもやっぱダメだったなGR。

最強のスナップシューター

ほんと、これを地で行ってる人ってどんだけ素晴しい写真家なんだよ、、、って思います。尊敬します。
ISO1600ですでにザラザラのAPS−Cセンサー。
PENTAXからお裾分けしてもらった TAvモード もろくすっぽ機能せず。
撮影の度にセンサーにゴミを吸い込む構造。
ピントがほぼ合わないAFという名のエセフォーカス。
Digital IVまではポケットサイズだったがGRで破綻したサイズ感。
なんだろう、、このカメラ。
真剣に使えば使うほどウィークポイントがアカラサマになるとゆうか、愛そうとすればするほどツンデレな写り。

一方でこのカメラを未だに愛し、後継機はきっとウィークポイントを潰して素晴しいカメラに生まれ変わるであろうと信じているGRユーザーも少なくない。
しかしながら、偏愛するユーザーだからこそ愛は盲目、絶対無理よね?という機能や性能を求めているらしい。

・手ぶれ補正
・ズームレンズ
・フルサイズ化

度肝を抜いたのは上記の3点だろうか?
まぁ手ぶれ補正はイマドキだし、ズームレンズも有りっちゃぁ有りだけども、、、 んで極めつけのフルサイズ化でしょ。
出来なくは無いよ。ただし

GRって名前では無理っしょぉ?

GRってカメラを知ってるハズなのに、いやもしかして知らないからそんな要望が出るのか、どれもボディの肥大化があってこその機能でしょ?
フルサイズ化ってね、おい。しかもそれに手ぶれ補正って、、どんなスタビライザー取り付けたら良いんだよ。そしてさらにズームて… レンズまで飛び出させる気か? 一体どんなデカイGR作るわけよ?

現在2018年9月24日。
9月26日から30日までドイツ・ケルンでフォトキナ2018が開催されるが、淡い期待と多大な妄想を掻き立てられる「新しいGR」であるが、熱望している3要素は疎か、恐らく発表すらないと思う。



【2018/09/26 加筆】


はい、恐らく発表すらないと思う。  という予想を超え!というほどの発表ではないけど、一応開発はしていて2019年春に発売予定だという。
メーカーのHPの正式コメントはこちら

ハイエンドコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」を開発


しかしながら、やはりというかGRなんだから当然キープコンセプト。
厳し目かもしれないがほとんど変わらない。
現行GRIIでも大きくなり過ぎなのに、これ以上大きくしたらGRぢゃなくなっちゃうという点は開発者側も死守の模様で、APS−Cセンサーの前 GR Digital IV とほぼ同じサイズに縮小。
予想とはずれたのはSR(ShakeReduction)3軸の採用くらいのものだけど、フルサイズでSR載っけたら当たり前に筐体はデカくなる。なので3軸スタビライザーで小型化してAPS−Cセンサーは英断だと思う。
あとは液晶画面がタッチセンサーになったらしいが、リコペンのタッチセンサー。。。 いかがなものだろうか?
そもそもピントが合ってのタッチセンサーだけど、合うのか?ってこと。


まだ開発段階なので、もう少し中身をブラッシュアップして欲しいけど、筐体の大きさは公式コメントで 
約109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mm(操作部材、突起部を除く)

とのこと。
ハード的にはこれ以上の進化はなさそうだ。
ニッチだが逆にそのニッチの数の方が多いとRICOHも気が付くべきで、PENTAXのOPであるアストロトレーサーをホットシューに取り付けると星が追える機能は付加すべきだ。
今までの戦略どおり、このままのスペックでメジャーアップデートI型で販売、1年経過した売れ行き次第(売れなかったら)で、アストロトレーサーは対応させるだろうから もし買うのなら2020年のIIだろう。

それにしても2大ビッグメーカーがフルサイズミラーレスカメラ発表、m4/3で推してたPanasonicもフルサイズミラーレス。Fujiは自信があるのかなんなのかワカラナイけど、出し惜しみのT-3。
RICOHとPENTAXだけが、「ん?」みたいな発表(のみ)。
GRの様子はしばらく遠くから見ていようと思います。

隠し子と男の浮気癖

タイトルほど深刻なもんでもないです。はい。
女性から見ても、その「男」やってる男からしてみても、男ってやつはどこまで馬鹿な生き物なんだろうな…とふと思う次第です。

男は同じような間違いを繰り返す
男にはついついがある

俺は浮気はしない、多分しないと思う、しないんぢゃないかな、ま ちょと覚悟はしておけ

コレは かの さだまさし大先生の名曲 関白宣言 の歌詞の一部である。

写真撮影が好きなんだが、それが高じてカメラをよく買ってしまう。
イケない癖だとはしりつつも。
それでも俺なりに、自分なりに誠実なところだって有るんだぜ。
浮気はする。必ず。 だが戻ってくる。
ではなく、これだけは守っている。
X100FとX-Pro2


X100Fが好きだ。心から愛している。本当だ。
自分の短いカメラ人生でこんなに素晴らしいカメラに出会ったことはない。
手に馴染み、他の人には全く理解出来ないであろう写真が撮れるのはこれ以外にない。
X-Pro2はそのX100Fのレンズ交換式カメラだと思っている。
反論は受け付けていない。
そもそもスペック重視ではなく感性を大切にして、「お、スゲー」と思えるものを重要視しているのだから。


一方、男っすからついついトキメキを求めてしまうときも…
ひとときの安らぎ、うつろい、憂い、そして愛。
GRに恋した。
GX200にも恋した。
OM-D E-M5M2にも恋した。
Nikon1 V3にも恋した。
Nikon1 V1にも恋した。
GRIIにも恋した。
ZEISSレンズにも恋した。
Fuji XFズームレンズ、単焦点…  書き出したら書き切れないくらい素敵な恋をしてきた(つもりだ)。


気がつけばこうして隠し子ならぬ隠しカメラが増えている。

増やそうと思って増やしたわけぢゃない。
イタズラ心で触ったんぢゃない。
ま、いっか、なんて打算的な行きずりの恋でもない。
常に自分のパッションで動いてきた。
そうしたどうしようもない旦那をもった全国の奥様方に俺は声を大にして言いたい。

そんな男ってかわいいだろ

そうなんだよ、男はかわいいんだ。許してやって欲しい。
本当の愛を知っているけど、ついつい「もしかして?」があるんぢゃないかと軽率に手を出してしまうことだってあるんだ!
いや、ホント違うんだよ。分かってんだよ。

だからここで清算する。本当の愛を知っているから。。。
これが男のケジメだよ。


さらなる本当の出会いを見つけるために
買い物カゴ(購入商品) と表示されているものもあるが、ソレを気にしては本質が見えなくなる。おおらかに目をつむってくれたまへ。
だって本当の愛には気づいているんですもの。
本当に男ってのはどうしようもない生き物かもしれない。
だがこれだけは信じて欲しい。(いい加減しつこいけど…)


家族を心から愛しているということを!V

光学ファインダー主義

まぁミラーレスは信用してないね。やっぱり光学ファインダーぢゃなきゃカメラはダメだよね

言わんとすることは理解出来るが、そこまで光学ファインダー好きなのかよ?と思うのと同時に、光学ファインダーと最後の最後まで心中する覚悟が出来ているのか疑問だ。
こうした話題は主にキヤノン、ニコンの2大ブランドのフルサイズを所有されている大金持ちか、スペック至上主義の写真というよりカメラ大好きな人に多い気がする。
でも、キヤノンもニコンもフルサイズのミラーレス発売するよね?

日本初の一眼レフカメラはアサヒフレックス。
そう、今のRICOH PENTAXだ。
恐らく時代の流れで一眼レフは廃れていくし、キヤノンもニコンもミラーレスの技術が確立され、今後こうした新基軸にシフトしてゆくことは火を見るよりも明らか。
ただしPENTAXはミラーレスではなくあなた方が大好きな光学ファインダーを備えた一眼レフカメラを作り続けてゆくだろう。
5年後、キヤノンもニコンもミラーレスカメラしか作らないとしよう。PENTAXが唯一光学ファインダーを備えた一眼レフカメラの最新型を販売していたら買うのか?つーことw


(画像はFujifilmのミラーレスカメラX100F)

話が最初に戻るが、「光学ファインダーぢゃなきゃカメラはダメだよね」と仰る気高きアマチュアカメラマンにもう一度問いたい。

キヤノン(ニコン)の一眼レフカメラが好きなだけぢゃねーの?

カメラは写真を撮る機械であって、成果物は「写真」でしかない。
ミラーレスはダメで、フルサイズ一眼レフ(キヤノン・ニコン)が最高というバイアスは一体どこから来ているのであろう?
ミラーレスでもiPhoneカメラでも素晴らしい写真はあるし、キヤノンのフルサイズ一眼レフでもウンチを漏らすくらい酷い写真もある。

北を考える

だいたい北はわかってるつもり。
ほとんどの家のベランダが南にあってその反対側が北。
若い頃飛び込み営業をする時は「雨が降り出しそうな曇りの日」を選んだ。
曇っているのにベランダに洗濯物を干している家は不在、ちゃんと取り込んでいるのは在宅。


さて、そんなことより今は必死に北を探している。
理由はご存知の通り極軸を真北に合わせたいからだ。
赤道儀を使い始めた頃、とにかくポラリスが真北だと思っていたので、老眼の目を酷使しながら小さな穴からポラリスを探してた。なかなか見えないのだが…
それからコンパス(方位磁石)で北を見つける方法を研究した。
どうやらここら辺りではコンパスの針が北を示す方向から7度ズレているので、北を示した針から気持ち7度東にズラしてみた。
でもコンパスの針って周りの環境にすごく敏感で、鉄骨やエアコンの室外機、自動車、地場、いろんなものに反応するから7度ズラしても、そもそもその北が北ぢゃないことが多い。
続いてGPSを試した。
これは思いの外精度が良く間違いなく北だろ!と思える方向にデジタルの針を指し示すのでかなり頼りにしていたが、GPSだけに室内はもちろん、衛星の電波を拾えるところぢゃないと役に立たない。

うぐぐ。 一体北は何処なんだ?


建物の北は本当に北なのかも? ( ゚д゚)ハッ!
至極当たり前のことだが、住宅というものはヤタラメッタラ建っている訳ではない。
特に公共の建物とか大きいアパート、マンションなんてものは恐らくしっかりと測量して真北、真南、水平をきちんと取って建てないと歪んだり崩れたりして大変だもの。。。

そんな適当な根拠を基に、南に向いているベランダの際(キワ)を真南、その反対の際を真北と想定して赤道儀をセッティングしてみた。




まぁ今までと比べ劇的に変わった感じはないのだけれど、ポラリスだとかコンパスだとかGPSだとか、そうしたものは一切無視でベランダの際を基準に合わせるだけなのでとても楽だし、確かに理にかなっている気がする。
もちろん屋外とか山の中ではこんな方法は役に立つはずもないのだけれど、毎晩ベランダから見える星を撮る時はこれで十分だと思う。


んで試写

 




どうだろう?
SSを長くするために絞りはf5.6、ISO100でSS40秒。
星はどれも点像している。
大きく流れている星は無い。(と思う)


つまり、街中で「北」というのは建物の北であり、まさに測量したまんまの北が北である。

どうしても欲しくなる病

奥様方のお洋服もそう、殿方の趣味のエレキギターもそう、人はなぜか「有るのに」同じようなものがどうしても欲しくなる病に罹るのである。

言わずとしれたアタクシはカメラ病。
現在はガマンをしてFujiFilm X100FとPro2と RICOH GRII 計3台を使っている。
メインはX100Fで、日常の記録、スナップ、星景写真も撮る。Pro2はX100Fで届かない距離やレンズを換えて撮りたい時、GRIIはコッソリ撮る時と星景写真だ。
それまではPENTAXという奇妙なカメラも所有してて、PENTAX KP→K-3II→KP→K-S1 と4台。
酷いのはKPを買って売って買って売ってるコト w

PENTAXという時代錯誤なカメラの良いところは、ワケのワカラナイ分野にめっぽう強いところ。
具体的にはメニューや設定が驚くほど細かいとか、エントリー機から防塵防滴だったりとか、「世界初!」みたいなことをホイ!と簡単にやってくるんだ。
世界初のところで具体的に挙げればアストロトレーサーなんかが代表的だけど、とにかくコノ機能は凄すぎて震えが止まんないくらいの技術力。
だのに現在手元にPENTAXが1台もない。
なぜだ!

坊やだからさ とシャアはゆうけどそーぢゃない。
ホントのところは

ピントが合わないからさ

検索してみるとご覧のような有様で、結構な頻度で皆様困ってらっしゃる。
だのにPENTAXって会社はこの問題についてあまり真摯に向き合っていないのは事実で、手持ちのレンズも5本に4本くらいはピント甘々で、+補正やら−補正してやらないとピタっとピント来なかったし、挙げ句は「ピント修正しても治りません」とメーカー様から突っ返されることもあり、それを海よりも大きく深い心持ち主だけが受け入れられるカメラメーカーだと思う。
ただしコレをゆうと、辺太騎士暗(ペンタキシアン)の方々から死ねだのボケだのと矢継ぎ早に非難のゲリラ豪雨を浴びることになるので大きな声では言いません。
レフ機だからピント調整は当然だよね、、、 なんてゆう人もいるけど、新品レンズなのにピント調整しないと写んないって今どきどーなのさ?って思うワケ。

だがしかし、前述したように
アストロトレーサーだけは欲しい!

そう思える。
なにせ赤道儀要らず、上手くやれば三脚要らずでカメラを夜空に傾けるだけで星が撮れちゃうワケだよ!
つっても、星を撮りたい人以外全く響かんけどなw

さて、そのアストロトレーサーも実は最近ではもう要らない…とゆうか、必須ではなくなりつつあり、ある意味 星景写真を撮るにあたってのひとつの手段として持っておきたいと思っている。
そもそもアストロトレーサーは赤道儀無しで手軽にお星様を撮れる機能なんだけれども、今はその赤道儀を持っている


(赤道儀にGRIIを載っけて南のベランダから撮影)

KPに初めてアストロトレーサー(O-GPS1)を取り付けて星を撮った時は超感動した。おしっこチビるくらいにね。
だけど、赤道儀をある程度扱えるようになった昨今、カメラと三脚の間に赤道儀さえ挟めば、北が見えて無くても(ポラリス見えなくても)上手い具合に星を点像させるスキルを身につけている。
必要か?アストロトレーサー。

だけど欲しい。

うむ。。。病であることは間違いない。
でも、PENTAX機を買ったらまた後悔することは目に見えている。
PENTAX KP→K-3II→KP→K-S1 とここ1年半の間に買って手元に1台も残ってないって凄いよ。
自分でもなんでかなぁ〜って、PENTAX機を持ってたころの写真を全部見返して分かったことがある。
やはりピントが甘い。
良いのも確かに有る。有るケド、この部分にココロのどこかで愛想を尽かせて結果愛せなくなって売却。
こんな図式なんだ。

35問題

専門家と素人とのギャップ、隔たりのお話です。
アタクシも含め、それぞれに仕事をしているとその業界では至極当たり前で、世間一般でも通ずるものと信じてやまない事柄や言葉があると思います。

だがしかし である。

星を愛してやまない人達にBORGと言えばあの会社となりますが、クロネコヤマトの店頭にBORGの荷物を持ってくと「箱の中身は玩具ですか」と勘違いされたのはここだけの話として、兎にも角にもBORGの製品にアングルプレートというのがあります。
もう既にアングルプレートというネーミングがホームセンターに売っているアングルプレートを連想させます。
このアングルプレートは北の空 35度の角度で浮かんでいる北極星を目当てに極軸(※)を簡易的にあわせるためのもので、

※天体望遠鏡の赤道儀関係でよく使われる用語のひとつに極軸があります。極軸とは天の北極と天の南極を結んだ直線のことで、地球自転軸の延長だと思ってください。赤道儀は赤経方向と赤緯方向の2方向へ回転しますが、このうち赤経方向の回転軸を極軸に一致させます。こうすることにより、赤道儀を使うと地球の自転による星の動きを簡単に追跡することができるようになりますから、天体観測では非常に威力を発揮します。


アングルプレート35III


アングルプレート35VP

2種類あるんですな。

「35III」と「35VP」の名称で共通しているのは35
恐らく私を含めて星やカメラの素人にこの「35」って何んやと思う?と聞けば、多くの人が
「プレートが35度ってことでしょ?」と素直に答えると思う。
この時点でイヤ、違うぞ!と判断付くのはなかなか難しいと思うんですよね。

実際のところコノ「35」はプレートの角度が35度ということではありません。
( ゚д゚) ガーン

あくまで北半球である日本から35度の角度で北極星に極軸が合わせられる
ということなんですよ。
星景写真を撮り始めなかったら、極軸も知らねーし、日本が北半球だったり、地球は24時間で1周ぢゃなくて23時間56分4秒で1周とか、コンパスが指し示す北は本当の北ぢゃないとか、とにかく気が付かなくても良いことばかり知るようになるんですな。

でも、アングルプレート35の35はどー考えたってプレートの角度が35度だと思うでしょ?
ホントやーね。

結論から言いますとアングルプレート35III自体は 55度 の角度です。
アングルプレート35VP自体は 35度 の角度です。
お気をつけあそばせ!

それは自由雲台

知る人ぞ知るコーナーです。
最近多いですこの手のネタ。
ネタ不足とも言います。許してね。

梅本製作所 をご存知だろうか?
ええ、もちろんアタクシも1週間ほど前まで知りませんでしたわよ。
どこよ、んでどんな会社よ? そー思うよね。

雲台メーカー

でございますわよ。
まぁね、雲台ももしかしたらカメラキチぢゃないと存在(言葉)すら知らないからピンとこないと思いますが、ホントに雲台しか作ってないの。雲台しかやってないの。
アイスクリームしか売ってない31アイスクリームも春夏秋冬年がら年中尽くアイスクリームしか売ってねーのによくやってんな、と関心するけども、ここもマジで雲台しかやってないのよ。
雲台ってフツーのご家庭に何台くらいあるもんなっすかねぇ?
30代の大手家電メーカー勤務、所帯持ち神奈川県在住。奥さん、お子さん2人(上の子は小学校へ入学、下の子は年中さん)の4人家族。
一昨年1戸建てを購入したばかり。
週末は趣味のサーヒンを……
↑  ま、こーゆー家庭と過程してよ、(あ、家庭と過程がダブったのはダジャレぢゃありません)これくらいのレベルだったら雲台は10台くらい持ってんだろ。
我が家でも he fuu Me…4台ぽっちしかないけどさ、各部屋に1個ずつ飾るくらい雲台あるし。
ってチョット勘違いしてますかね?

そうよね、まずカメラ(デジタル一眼)ありきで考えたとしてもさ、相当どっぷりズップリ足突っ込んでないと、ボディ、レンズ、三脚まで来たとして、雲台を10台って有り得んよね。
ボディとレンズ買った段階で正常な大人なら  ( ゚д゚)ハッ!  と気がつく。
あかん、これ以上この業界にお賽銭しとったらいくら金があっても足りなくなるぞ!
そうですよ、そんなことは火を見るより明らかだよ。
バカだなぁ〜 なんて笑ってるそこの君!

梅本製作所の雲台は良い

このblogで一番大きいフォントにゴシックかけてみました。
もう2回は言いませんよ、梅本製作所の雲台は良い。

冒頭の雲台の画像はね、Kenko FP-100 Pro 。
かのケンコーさんの名を冠した雲台なんだけど、製造してんのは梅本製作所なんですわ。
36ptゴシック体で表現した割にネームプレートはケンコーさんで、しかも我が家で made梅本はこの1台のみと消極的に見えがちですが、たった1台の雲台でhilo4がここまで良いと言い切り しかも36ptとゴシックで表現するのは珍しいと思いませんか?
アタクシは思いますよ。

雲台はいろいろと種類があって、2軸の雲台や3Way、ギア雲台、自由雲台とかありまして、更にお値段によって性能も様々です。
では雲台にとってその性能ってなんでしょうね。
そうです。リリース時の自由度と締め付けた時の締め込み強度です。
結論として素晴らしい雲台とは、リリース時はお花畑を飛翔する蝶のようんに各方向へスムーズに動き、締め付けた時には巨大な岩のようにピクリとも動かない。そーゆーものだと思います。

梅本製作所の雲台はソレなんです。

4台の雲台のうち、マンフロットの雲台を2台所有しています。
1台はギア雲台3WG。もう1台はギア雲台Pro 405。
値段はお調べいただき、心の中で「アホ」って呟いて忘れてください。
それくらいのものです。
が、それのどれと比べても梅本製作所の雲台は素晴らしい。そして安い。
「安い」という分母は世の中の全ての雲台が分母です。

三脚はgitzo、雲台はマンフロット言いたい気持ちは少しあるが梅本、クイックシュープレートはアルカスイス互換。
全部そーなれ!

もうひとつの赤道儀

歌 hilo4
作詞 浜田省吾 編詞 hilo4
作曲 浜田省吾

昨夜眠れずに 星撮ってたんだろう?
快晴の空 待ち続けて
バルブ撮影 君は笑うけど
曇り空では 雲しか写らない

どーも小浜田省吾です。
音楽の趣味趣向って年齢とともにずいぶん変わるものですね。
浜田省吾が流行った第1期ブームは中学ん時だっけかな…?
あのサングラスにバンダナをしたおっちゃんが、ベタベタの日本語でロックンロールを歌う姿に笑けつつも、J.Boy のアルバムだけは買ったな。
最近は朝の洗濯干しの時には必ず耳にAirPodsをして聴いてます。

さて、今回のお題「もうひとつの赤道儀」のことが言いたいだけで、こんだけ無意味な前振りをする自分は偉いなぁ〜と自画自賛しつつ本題です。
つい先ごろ、オルゴール赤道儀のお話をしましたが、今度はもっともっとアナログな完全手動赤道儀のお話でざますよ。
もうウンザリだと思うけどw
そうね、そうなのよ、人生において同じように機能するものとか同じ機種を「また」買うとか、同じ型番をリピートするという保守的かつ懐古的な行動ってオッサンならではあるということをお見知り置きいただきたい。

オルゴール赤道儀もたいがいにしとけよ… というアナログ感でしたが、雲台を動かす動力は一応ゼンマイなので、All Full人力では無かったのです。
しかし今回ご紹介するのは、そこいらも含め全てオール人力 己の力以外マッタク無し であるところが素晴らしいとしか言いようがない。

手動赤道儀 ハヤブサ MarkIII


(使いやすいように小改造を施しております)

恐らく皆さん   ・ω・   ポカーン だと思いますけど、コンパクトにあと30行くらいで説明しちゃいますね。
現在 世界的インターネットショップ amazonでも販売されている知る人ぞ知る赤道儀界の異端児。
世界ひろしといえども赤道儀の中で唯一無二、スチールの板っきれとボル&ナットのみで構成され、これはね、赤道儀なんだよ、ホントだよ、信じてくれよ、嘘ぢゃないよぉ、と言わない限りは パッっと見 何が何やら分からないのは仕方がないことだ。
(オルゴール赤道儀もパッと見 分からんけどね)

ほいで星を追っかける装置なのでカメラや三脚、雲台までセッティングするとこうなります。

お祭り度UP! (๑•̀ㅂ•́)و✧
ワケが分からなくて結構 それが常人です。
嗚呼、なるほどぉ〜と腕組みした人はかなりの変人です。

ご覧頂いただいたとおりドコにも動力が無いのはお分かりでしょう。
中学生の技術家庭の授業で作るやつみたいだろ。
カッコいいだろ。
こんなもんどーやって動かすん?と商品が送られた日はかなり悩み、実は1年近く押入れに仕舞い込んだままだったのね。

だってどー見ても動かないだろコイツ。
でも諦めちゃだめ。唯一動く箇所を動かしてみよう!

はい、下の方に長細いネジが付いているハンドル(←小改造してます)をグルグルグルグルグルコサミン世田谷育ちのグルコサミン ってな具合に回してやると、なんとネジが少しずつねじ込まれ、そのネジ山のピッチが進んだ分だけ角度がついて支点・作用点の原理でカメラを乗せている雲台部分をグイグイと回転させるように作られている。
この赤道儀を見れば見るほどに、赤道儀ってそんなに難しいもんぢゃねーな、、、って思ってしまうのはアタクシだけでしょうか?
そもそも赤道儀とは、宇宙に浮かんでるお星様と地球とを面で平行にキャリブレーション(極軸合わせ)しておいて、公転しながら流れてく星に合わせてカメラを傾け追っかけてゆく手法なんです。
ガイド撮影って言われてますね。
その反対に赤道儀を使わずカメラを構えて速めのシャッタースピードで(フツーに)星を撮るのを固定撮影なんて言ったりします。

赤道儀もいろいろな種類がありまして、天文台にあるような人殺しの大砲のようなものから、こうしたただの板っきれみたいなものもあるんです。
ですが、一番重要なのは極軸であって、それを合わせるのは北の方角と緯度35度(日本の場合)なので、位置決めさえできれば極端な話 三脚ごと回転させてやれば星を追いかけることは可能なんですよね。
そしてこのハヤブサ、見れば見るほどシンプルなくせに実はスゲー考えられて設計されております。
ハヤブサ本体と三脚の取付角度をご覧ください。
なんと最初から

35度

なんとゆーことでしょー!

てれ〜てれれれれーれーれれー てれれれれーれーれーれれー てれれーてれれーてれれれーれーー
ちなみに大改造 劇的ビフォーアフターってまんだやってましたっけ?

ほんとに凄いよね。
細かいことにこだわる人や極軸望遠鏡のど真ん中にポラリスが入らないと撮影もしない!なんて人には怒られそうだけど、このハヤブサは三脚の水平をきちんと出して設置してやれば、おのずと35度の角度がつくので、あとは北の方角にピタリと向きを合わせてやれば星追っかけられますw
たった2つだけなんだぜ、 水平、そして北。
ハヤブサって凄いよね。