どうしても欲しくなる病

奥様方のお洋服もそう、殿方の趣味のエレキギターもそう、人はなぜか「有るのに」同じようなものがどうしても欲しくなる病に罹るのである。

言わずとしれたアタクシはカメラ病。
現在はガマンをしてFujiFilm X100FとPro2と RICOH GRII 計3台を使っている。
メインはX100Fで、日常の記録、スナップ、星景写真も撮る。Pro2はX100Fで届かない距離やレンズを換えて撮りたい時、GRIIはコッソリ撮る時と星景写真だ。
それまではPENTAXという奇妙なカメラも所有してて、PENTAX KP→K-3II→KP→K-S1 と4台。
酷いのはKPを買って売って買って売ってるコト w

PENTAXという時代錯誤なカメラの良いところは、ワケのワカラナイ分野にめっぽう強いところ。
具体的にはメニューや設定が驚くほど細かいとか、エントリー機から防塵防滴だったりとか、「世界初!」みたいなことをホイ!と簡単にやってくるんだ。
世界初のところで具体的に挙げればアストロトレーサーなんかが代表的だけど、とにかくコノ機能は凄すぎて震えが止まんないくらいの技術力。
だのに現在手元にPENTAXが1台もない。
なぜだ!

坊やだからさ とシャアはゆうけどそーぢゃない。
ホントのところは

ピントが合わないからさ

検索してみるとご覧のような有様で、結構な頻度で皆様困ってらっしゃる。
だのにPENTAXって会社はこの問題についてあまり真摯に向き合っていないのは事実で、手持ちのレンズも5本に4本くらいはピント甘々で、+補正やら−補正してやらないとピタっとピント来なかったし、挙げ句は「ピント修正しても治りません」とメーカー様から突っ返されることもあり、それを海よりも大きく深い心持ち主だけが受け入れられるカメラメーカーだと思う。
ただしコレをゆうと、辺太騎士暗(ペンタキシアン)の方々から死ねだのボケだのと矢継ぎ早に非難のゲリラ豪雨を浴びることになるので大きな声では言いません。
レフ機だからピント調整は当然だよね、、、 なんてゆう人もいるけど、新品レンズなのにピント調整しないと写んないって今どきどーなのさ?って思うワケ。

だがしかし、前述したように
アストロトレーサーだけは欲しい!

そう思える。
なにせ赤道儀要らず、上手くやれば三脚要らずでカメラを夜空に傾けるだけで星が撮れちゃうワケだよ!
つっても、星を撮りたい人以外全く響かんけどなw

さて、そのアストロトレーサーも実は最近ではもう要らない…とゆうか、必須ではなくなりつつあり、ある意味 星景写真を撮るにあたってのひとつの手段として持っておきたいと思っている。
そもそもアストロトレーサーは赤道儀無しで手軽にお星様を撮れる機能なんだけれども、今はその赤道儀を持っている


(赤道儀にGRIIを載っけて南のベランダから撮影)

KPに初めてアストロトレーサー(O-GPS1)を取り付けて星を撮った時は超感動した。おしっこチビるくらいにね。
だけど、赤道儀をある程度扱えるようになった昨今、カメラと三脚の間に赤道儀さえ挟めば、北が見えて無くても(ポラリス見えなくても)上手い具合に星を点像させるスキルを身につけている。
必要か?アストロトレーサー。

だけど欲しい。

うむ。。。病であることは間違いない。
でも、PENTAX機を買ったらまた後悔することは目に見えている。
PENTAX KP→K-3II→KP→K-S1 とここ1年半の間に買って手元に1台も残ってないって凄いよ。
自分でもなんでかなぁ〜って、PENTAX機を持ってたころの写真を全部見返して分かったことがある。
やはりピントが甘い。
良いのも確かに有る。有るケド、この部分にココロのどこかで愛想を尽かせて結果愛せなくなって売却。
こんな図式なんだ。

今更キュンとなる

君を見上げて

NHKで放送されていたのをどうゆうワケだかオボロゲながら憶えていた。
実際放映されていたのを毎週楽しみに観てたワケでもないんだが、
ほんのちょっとだけ観て「あ、似てるな」と思ってたんだ。
そんなDVDをお盆休み中にヤフオクでたまたま見つけて手に入れた。

知人の中では有名だけどうちの夫婦は年の差カップルならぬ身長差カップル。
コミックで「かぼちゃワイン」とか「ダッシュ勝平」とかを思い浮かべてもらえば良いかなw
ここでわざわざ暴露する話でもないけど、あらためてお互いの中で「差」があるにもかかわらず思い切って結婚したものだと思う。

いろいろな「差カップル」ってのがあるけど、見た目以上に見た目の差が分かりやすいのが身長差カップルで、本人たちが隠す事も出来ず、また周りからも結構イタイ視線を送られつつ過ごしたあの頃。
街のショウウィンドウに並んで映る2人の姿、鏡、写真、ビデオ、自分たちを客観的に見ることが怖かった。
お陰様とお互いを認め共に支え合ってゆく年月を重ねて自然になった今では、もう何も感じなくなったけど、このDVDを観ると今更ながらキュンとなる。

数多の事象の中ではマイノリティになるけれど、マイノリティだからと それを諦めるのは勿体無いんぢゃないかな。
マイノリティだからこそ他とは違う人生があるはずだ。