ライターはライターであってライターの気持ちは書けない

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ブログやYouTube、Podcastなど 割と長めの文章だったり映像音声を作るのが好きな人は憧れたことがあると思う「ライター」という職業。
これで飯が食っていけたらな…なんて思った時期があった。
文章を書くことよりも文章を通して自分を表現出来る。
主義主張を好き勝手に披露出来るなんて最高じゃねぇか…

しかしライターはライターを「仕事」にしてしまうと全く書きたいことが書けないのだそうだ。
歌うたいがメジャーな歌手になると好きな歌が歌えないのと一緒で色々と大人の事情が絡んでくる。
そもそもライターは自主的に write したところでまったく意味が無い。
無償で見ず知らずの人にプリントアウトした自分のそれを配るくらいは今のところ日本の法律に抵触しないが、世の中にそれを買って貰うため(お金にする)には出版会社の依頼を受けクライアントの意向どおりのその商品のメリットを最大限に write することなんだそうだ。

「ここがダメ」なんて書いちゃダメ。
それではブログなんだよ。
極端に言えば良いことばっかり書く、読んでる人が買いたくなるようなものを書く、しょーもない商品でもさも優れたもののように書く、、
そんな感じらしい。

だからみんなお金にならないブログやPodcastで好きなことやってんだね。
YouTubeの”案件”と言われるやつは企業から「上手に宣伝してね」と言われたやっているのでいつものYouTuberの顔色がいつもと違う感じなのはそのせいだ。
勝手レビューはその限りではないが。。。

1ヶ月ほど前から始めた勝手なYouTubeチャンネル
好きなことをやっているので再生回数も登録者数もまったく伸びない。
登録者数9人って、日本全国民の9/120000000人 です。
やっぱり私はライターには向いていないことが分かる。

さて、そんな不向きな私でもこのYouTubeで好き勝手に披露したいこともある。
性根がwetなのでもちろん不幸自慢。
お決まりの がん についてだ。
YouTubeに投稿するために日々ネタを探しているが特筆するほどのことが起こらない平凡な日常が連続していてLatentする何かを探すとがんネタしかない。
これをうまく料理すればバズる動画でも出来るんぢゃないかと文字起こししたらYouTube向けではなくブログ向きになってしまった。。。
以下はその内容です。
hilo4dailyの”誰にも見られてない”ことを良いことに下書き段階のものを書き記す。


【私のがん】Part.1

がんはそもそも自分が作り出した異常な細胞の塊です。
それに苦しめられる病。

正常な細胞も異常な細胞も意図せず自分で作り出します。
本来(健常者)ならば正常な細胞だけ作るはずが、ある日突然 異常な細胞を無秩序に作る病ががんです。
問題なのは意図せず無秩序というところでしょうか…


がん治療を単純に説明すると、一旦物理的にがんを破壊(切除や抗がん剤)してからその(がんの)芽が出てこないように何らかの方法で抑え込むことです。
畑に無秩序に生える雑草に似ています。
雑草は刈り取って除草剤を撒けばしばらく落ち着きます。
もしくはその後でコンクリートを打ってやればほぼ撲滅出来ることでしょう。


それが畑ではなく人の身体で起こっているので対処が厄介なのです。


抗がん剤はがんもやっつけますが罹患者の身体もやっつけます。
つまり薬で自分を痛めつけるわけですね。
がんが音を上げるくらい且つ罹患者の身体に負担をかけない塩梅が難しい。



私の病名は 炎症性筋線維芽細胞腫瘍 と言います。
画数多めです。
ついでに難治性が高い希少がんです。
主治医の先生曰く「がんがタンポポの綿毛のように飛び散っちゃう感じ」
と まぁメルヘンな言い回しですが、それ結構大変ぢゃね?
身体のどこの部位に出来るか分からないし色んなとこに拡散するようでSNSに似てますねw
その画数多めのがんを今はアレセンサというお薬で抑えつけて様子を見ています。
薬を飲み始めて○○○週間目経ちますが今の所なんともなく命を紡げています。
ただし 病気と薬というのはどちらかが必ず勝つ!というものではなく、劣勢になっているものが何時しか抵抗力を持つようになり果てはがんが薬に勝っちゃう日がくるのだそうです。
しかも何時か?てのが分からないのが一番面倒臭い。。。
余命宣告というものがあまり当てはまらない。
極端な話、私の寿命より薬が効いてる可能性もありますし、すぐさまこのチャンネルに投稿が一切上がらない時が来る可能性もあります。


出来たがんは切ればいい。
端的に言えばそうですね。雑草と同じ感覚で刈り取っちゃえば暫くは大丈V!
実際、最初にがんが見つかったのは横行結腸の上(内側ではなく)で、鶏もも肉くらいの大きさの血の塊のような色をしてたそうです。
まだ切れる場所なら何度でも切っちゃえば良いんですが、人間って要らない部分っがなかなかなくて、切除術も回数が限られます。

はじめは高熱が続いたことです。
10月の終わりくらいからかな? 風邪ひいてないのに毎晩高熱(38.5度)が出て尋常でない寝汗。日中も微熱(37.8度)が出て汗だく。季節はもう秋だよ?
本人の感覚としてはただただ暑くてしかたがないだけで、それ以外は特筆する症状は無かった…
でも、11月に入ってから食欲が… と言うより、全然食べ物が通らない。
喉からおヘソのあたりに何か大きなものが詰まってて食道を圧迫している感じなんだよねぇ。
それでも無理してサラダとかヨーグルトとかサッパリしたものを食べながら汗だくで仕事をして、帰宅して家族と飯食って、風呂入って汗だくで寝てたんだな。

で、こっからが急ピッチ。
日中仕事をしながら季節外れに尋常ではない汗をかきまくる私を見て取引先の社長が

「それ 今直ぐにでも病院行って血液検査したほうがええな」

と言うのです。
なんとなくピーン と来た私。
かかりつけではないけれど、診察(検査)だけは超スピーディーな病院へ行き、血液検査すると通常のウン百倍の白血球の異常数値が出た。
お医者さんに「率直にこの数値から見てどんな病気が考えられますか?」
と聞いたところ
「膵臓がんにでも罹ってるんぢゃないすかねぇ」と。。。

す、すい、すぅ、す、すい 膵臓がん!?



Appleの創設者 スティーブ・ジョブズがなったやつぢゃん
てか死ぬやつぢゃん…

もう震えが止まらなかった。
背中から死神に抱かれるような感覚。
目の前がぐるぐる回ってる。
生まれてきて今まで一度も聞いたこと無い冗談みたいで気持ち悪く笑った。


そこからワープするみたいであんまり記憶もなく3回くらい入院したと思う。
1度目はお腹を切られ、2度目は なんかお腹痛くて入院して、3回目は救急患者いっぱいの部屋で悶ていつしか退院した。
ほんと、なんだったのか… てくらい

気がつけば11月も終わりを迎えようとしてた頃。
「がんは切除した」と聞いてたし、お腹にもしっかりと縦一文字に30cmくらいの傷跡。
でも…
なんか傷跡のその中に違和感あるんだよね。

自分だけ分かる感覚。


退院して2週間くらいしか経ってないけど手術した病院へ再度診察を申し込み、「がんが出来てる気がするんですけど…」
そう伝えると深くため息を付いたお医者さんが一拍おいて
「あのねえ、こんな短期間に再発するなんてありえないの!そんなこと起きたら皆んな死んぢゃうよ。まったくぅ。絶対ありませんっ!」
悪いがその言葉、今でも憶えているよ。


死を覚悟しましたね。
確率的には100%死にますよねこれ。
もう秒読み…

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