チキンもケーキもないクリスマス

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クリスマス寒波と同時にサンタが町にやってくるらしい。

また今年も終わってしまいますね。
物理学では時間が逆回転しないのは不思議なことだそうで、逆回転出来ればあの時あーすれば良かったとか こーすれば上手く行ったのに… なんて後悔も増えそうで勘弁してもらいたい。
今更ながら今年も家族や友達、知人や社会の皆様に精一杯縋り付きながら生きた一年だったと思う。
でもそれを自分で許すことが出来るようになったのは良かったことだ。

家庭を持ち仕事を持ち健康で何不自由なく暮らしていた時も有ったけど、その時もそしてつい最近まで今の自分を許せていなかった。

人は、いや少なくとも大人は誠実で賢く世間一般のそうであるべき姿に極めて近く生きていくことが正しい。そう思っていた。

今年のはじめショッピングモールの駐車場で全然動かないタクシーを見た。
そのうちそのタクシーを赤色灯を点灯させたパトカーが囲み暫くすると複数の警察官が後部座席から項垂れた初老の男性を抱きかかえて下ろし、そのままパトカーの後部座席に乗せて署に向かった。
恐らく無賃乗車だろう。

年始めのお正月、ほとんどの人が希望と喜びで満ち溢れ新しい年を迎えてワクワクしている場所で少し騒然となった。
ガヤガヤしている人々の中、私はボロボロと涙を流して泣いていた。


なにもかも嫌になり消えたい。

そんな思いで失踪未遂をしたり自殺未遂をしたり。特に妻には大きな心配をかけて申し訳なかった。
自分が許せなかった。許せないくせに何も出来ない自分はもっと許せなかった。


なんとか 今日という日を生きることを目標に暮らす。
ただそれだけを思って今は生きています。

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