2年前父が亡くなり実家の母は独居老人。
私は私で4年前10万人に1人とゆう当選確率で希少がんにかかり現在もフラフラ生きながら余生を送っている。
良くも悪くも時間は無限なので都合よく83歳の母の面倒を見るため最近は車で15分離れた実家へよく訪れるようになった。
母は現在腰を痛めていて歩行はできるけど重いものを持ったり庭木の剪定や雑草取り、溜まった新聞、空き缶、ペットボトル、ゴミの処理なんかも結構大変だし、車がないので買い物や病院へ行く事もできないので週1回は必ず、最近では週3くらいお呼びがかかるので実家で過ごす時間が多くなった。
自分がこの家で育った時間と外で暮らしていた時間がちょうど半々くらいになってきた。
実家にはインターネットもない。母は一時期スマホデビューしたがどうしても慣れる事ができずにガラケーへ戻ったので情報難民でもあり、テレビと新聞、そこに差し込まれているチラシ、そして近所に住んでいるおばちゃん達のゲナゲナ話が情報源。
未だにキムタクの子供がダウン症でそのため岐阜の病院にキムタクがよく来る…なんてゆう誰でも分かるデマを私に話してくれた。
不自由だが今はその温度感がちょうど良い。
若い頃は全く考えもしなった「母親には長生きしてほしい」とゆう感情が沸いてくる。私もすでに50を過ぎて初老ではあるが、歳を取れば取るほど親への思いは大きくなるのは不思議。