10年前のCCDセンサーを持つカメラ

RICOH GX200です。

半日ほど触ってみましたが流石に10年の月日は残酷なもので、動作はモッサリ、機能がガッカリなものです。
が、CCDセンサーのこってりとして色乗りは憎めないものがあるわけです。

 

 

そうさねぇ… もしかしたらコレのお陰でカメラという趣味にハマるキッカケになったのかもしれません。
奇しくもこのGX200 発売日は2008年7月4日。アタクシが37歳になった誕生日に発売なわけです。
さて、その頃の画像をちょっとだけ見てみましょうか。

ピント、構図はともかく こってりした色乗りとコントラスト。
撮って出しでこれだもの。
この頃は息子が「時代物」に凝っていたようです。

息子の絵の才能が無いことが発覚。
クワガタかと思ったら木でした… orz

静岡ガンダム

 

お台場ガンダム

あの頃はいろんなところへ遊びに行きましたなぁ

うどん県へ上陸

富士サファリパーク(春たけなわ)

どこだ??

東京タワー

嫁さんのイトコの結婚披露宴

…………… とまぁ、こんな感じで4年間ほどGX200で何の疑問もなく、Pモードだけで撮ってたと思います。

SSやISO、F値など、やらなきゃいけないことはサッパリ理解せずに、24mm-72mmズームをギュンギュンさせながらただシャッターを切る。
それでも不思議とブレとかピンぼけとかもあまりなかったように思います。
未だに上手く撮れないけど、知識0、カメラのテクノロジーも発展途上の中、とても優秀だと思います。

で、このままGX200で終わらなかったのは皆さんご存知の通り、順当にボディ沼、レンズ沼、三脚沼、等々、ありとあらゆる沼に浸かり、最近ようやく沼の淵から這い上がって来たところです。

はい、突然の別れ来ました。
とある英語スピーチコンテストに登壇するという知人の写真を撮りに出かけた時です。
今まで家族の写真ばかり撮って来たので、距離感というものはマッタク感じておらず、遠ければズーム全開でそれでも遠ければ近寄れば良いだけ。
家族間に距離という概念はなく寄れるだけ寄ることが出来た。
だが、こうした登壇スピーチや公的な場であると寄りたくても離席して近寄ることが出来ないという衝撃的なシュチュエーションがあるのだと。

35mm換算で72mmといえば中望遠のレンジ。
まぁどうだろうね、10mも離れたらバストアップの写真は無理だしそれ以上のレンジならば米粒とまではいかないがお饅頭くらいの大きさでしか写らないという危機的状況に陥る。

 

そうか、だから世のおじさんたちはでっかいカメラを買うんだ…!?

 

Exifファイルによると 2012/08/02

はじめてのレンズ交換式デジタル一眼カメラ OLYMPUS OM-D E-M5 を購入。
2年後 酒の席で酔っ払いタクシー内で紛失するとは思いもよりませんでしたが。

そして2018年の現在、手元にはレンズ交換式デジタル一眼カメラ FujiFilm X-Pro2と、同社のコンデジ X100F、コンデジRICOH社 GRII を所有している。
ぐるぐるぐるぐるとここ数年でカメラを買い替えてきた。
良いカメラ、悪いカメラ、そうゆうものが有るのかも知れないが、つまるところ撮る人のスタイルに合ったカメラが1番素晴らしいカメラでり、レンズ交換式のフルサイズカメラが1番ではなく、コンデジでも1番になりうることがあるということを近年感じている次第です。

いかがでしたか?
10年前のカメラだけど今見返してみてもしっかりとした解像力、ピントもバッチリ来てるし、暗い場所でも写ってる。
今回GX200をヤフオクで6,000円で落札した。
金額ありきだけど、今やCCDセンサー1200万画素の美味しい味を6,000円で堪能出来るわけで、冒頭前述したようにモッサリでガッカリな部分はとても多いけど、ノスタルジーだけでは語れない素晴らしい写りをするカメラがまだ有るというシアワセなお話でした。