GRは最強のスナップシューターでは無い…説

GRII 買いました。

またかよ。。。 って思われてるかもしれませんが、GRではなくGRIIなので一応最新式のコンデジです。
家人への真っ当なお父さんしてますよ的な対策でもあり、また同種の個体を見直すという巧妙な手口というか、まぁ後でその良さに気がつくことが多いんですわな。

さて、GRII(GRは既に売却済)を買った経緯を知りたくもないでしょうが教えてあげますよ。
RICOH GR は一般的にはスーパーサブ(古い)なコンデジとして認知されており、フルサイズ一眼のサブ機だったり、プロのサブ機であったりするわけなんです。
また「最強のスナップシューター」とも言われておりますな。

ですが、アタクシ個人的にこいつはスナップには全然向いてないな…って思ってますし、メインだとかサブだとかとも思ってません。
まず間違いなくスナップシュートには向いてません。
(それはきっとGR買った人はみんな思ってることw)
森山大道御大のように100mで1本のフィルムを使い切るようなプロ的な撮り方であれば、100枚に1枚くらいは 嗚呼嗚呼嗚呼!!と驚くような(奇抜な)写真は撮れるのでしょうが、実際ポケットからサッと出してパッと撮ってもボケボケだったりボヤボヤだったりボチボチなのしか撮れないので、もしGRを買って最強のスナップシューターを気取りたいのであればヤメておいた方が身のためです。
ここまではディスりです。
こっから褒めますよ。

GRはパッと撮る(撮れる)カメラではない。
実はガッツリ三脚に固定して構図を練ってシッカリと時間をかけてピントを合わせて撮るカメラなんです。
このカメラ、何がすごいってカメラ単体で比較明合成のインターバル撮影ができちゃったりするんです。
凄いでしょ?

アレ?伝わってない??

まぁそうですわね。アタクシもちょっと前まで比較明合成やらインターバル撮影ってなんじゃラホイ?って口でしたからね。
前回のエントリーでも書いてますが、比較明合成とは被写体の明るい部分(逆に比較暗合成ってのもある)を記録していくというもので、真っ黒な紙の上に白いインクをポタポタと落としてゆくイメージで、写真を何枚も撮っていくんです。
まぁそこらあたりを詳しく説明してる動画がありますのでご興味ある方は見てみてください。


(インターバル合成 SS4″ で 30分 ポラリス中心に炊き上げました)

GR以外の他社ではOLYMPUSのライブコンポジットが有名(?)ですね。
ですが、GRはカメラ単体で撮影から撮影途中、その後の合成、再生を見事にやってのけます。
こんなコンデジ世の中には多分存在していないはず。
だのにRICOHってゆうメーカーは…… とゆうか、多くの企業のマーケティングってやつは売れる機能や特徴しか宣伝しないのよね。
最強のスナップシューターなんて嘘。
本当は最強の比較明合成装置なんだよね。