玄米と背筋

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いつの頃からか、我が家は玄米を買って食べる分「精米」するという面倒な儀式を執り行うようになった。
無論、その「精米」という聖なる儀式は主であるヒロシの役目だ。

とは言うものの田舎には各所に精米所という聖なる神殿があり、そこへ玄米を持ち込み、100円(税込み)お賽銭し手を合わせると、

ささやき いのり えいしょう ねんじろ!

という呪文とともに白米が出来上がる ありがたいシステムが構築されている。
どーだ都会っ子 うらやましいだろ  (๑•̀ㅂ•́)و✧

しかしながら米を精米する為にとてつもない筋力を必要とすることを皆さんは知っているだろうか?
大概 玄米というのは30kg単位で売られている。
スーパーで見かけるビニール袋で売られているのが1袋10kgだから、その3倍の重量となる。
30kgの女子を抱きかかえくんずほぐれつまぐあう分にはいささかの重みも感じないが、「玄米30kg」というのは想像以上に重い。
アパート宅から階下の駐車場まで移動するだけでもかなりの背筋が必要になる。
毎回10kgを精米するので運ぶ度に△10kgになるのだが、初回の玄米30kgは「生きるために食う」実感が背中に伝わり、翌々日の朝には四十肩を伴いながら背中全体がビシビシになる。
それでも精米したての米は美味い。

因みに精米には度合い
5分 7分 白米 上白
とあり(各神殿によって度合いは違う)、我が家は白すぎずエグすぎず適度に栄養価の高い「7分」としている。

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