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X-Pro2をとうとう買っちゃったわけです。

ナゼX-Pro2か?という理由はコレひとつしか無いです。

X100Fと操作感がほぼ同じ

だからです。

カメラは勿論、道具を扱う上でコレ結構大切なことですよね?
メインもサブも同じ位置に指を添えられる幸せ。
ダイヤル、ボタン、スイッチ等々、ほぼ同じ感覚で操作できるということは誤操作や誤動作を避けられますし何より撮影に集中出来る。
ヒロシの中でX-Pro2とX100Fは愛でるカメラで有ると同時に道具としてのカメラでもある。

今までいろんな(というほど色々使ってないけど)カメラを使ってきました。
その度にボタンの配置や操作や設定、その他撮影時における注意点などが当然の如く違ってて、手に馴染むまでに準備運動(?)は欠かせなかったし、撮影して出てくる画もそれぞれのメーカーによって味付けが違ってて、同じ日に同じ人が撮った写真でもソレは随分違った。
プロの方は仕事用カメラは不測の事態に備え同じボディを2個所有していると聞く。
ご存知の通りヒロシは押しも押されぬ大素人だからそんなコトはしないのだけれども、せめてメインカメラとサブカメラの操作感は同じにしたかった。

今までレンズ沼・ボディ沼とたった2つの沼しか入ったことないけれど、随分アップアップと鼻の下くらいまで浸かっちゃって、自分自身何をどうしたもんか?と散々悩んだ時期もありましたが、これでソロソロ落ち着きそう。

FujiFilm Xシリーズの気に入ったところはそのバランス。
画質、操作感、見た目の良さ、ついでの経済的なバランスも相まって、もうコレでマウント変更もしないし、レンズも35mmの単焦点レンズと100-300mm超の望遠ズームレンズ2本以外は要らないかな?(多分あとでマクロが要る!と言いそうだが)なんて思ってる。
それにメインのX-Pro2の拡張性を保持しつつ、サブ(ホントはメイン)のX100Fの汎用性と機動性があれば必要にして十分。
この充足感がこれまでの試してきたシステムには無かったように思える。

【X-Pro2】

【X100F】

X-Pro2も発売されてソロソロ2年を迎えるけど、ファームウェアアップデートで随分便利に成ってきた。
イマドキのデジカメの良いところはファームウェアアップデート(ソフトウェア)で今まで出来なかったことが出来たり、操作系ダイヤルやボタンに新たな機能が付加出来る。
X-Pro2も最新版Ver.3.10でAE-LボタンとAF-Lボタンの相互入替えが出来、X100Fと唯一操作系で差異があった、AF-Lがフォーカスレバーの左上にあるボタンに設定できるようなった。

このAF-Lボタンの配置はとっても大切で、所謂「親指オートフォーカス」のボタンであるが故に、右手人差し指でレリーズボタンを押す前に被写体にピントを合わせる為の最も大切な儀式だ。
親指オートフォーカスを常用してる方には分かっていただけると思うが、エントリークラスのデジイチやデジカメなどでは、このボタンがトンデモな位置に追いやられていたりまた無かったりするので、ボディ購入の際は完全に候補から外れる。
X-Pro2も実はファームウェアアップデート前まではトンデモな位置にあったので実は躊躇していた。

それからX-Pro2(X100Fも)のボディの良いところは適度に余白があるところ。
「親指を休ませておく場所」が割りと大きい所だ。
X-Pro2は一眼レフスタイルとは良い意味で真逆で平面的なフォルム。
「お弁当箱」などと評されることもあり、異彩を放っていることは間違いないが、そのせいで「持ちにくい」であるとか、グリップを常用しないと落下の恐れがあるとして、後付の大型グリップやサムレスト(?)なんてものが発売されている。
それがユーザーの間にも結構な形で浸透しており、結果「平面的なフォルム」のX-Pro2がゴテゴテガチゴチの一眼レフスタイルで使用されている方をお見受けする。
まぁそれも好みなのでトヤカク言わないが、そんなことをしなくてもこの十分な余白でがっちりホールド出来る。
お弁当箱スタイルと相まって、この余白もX-Pro2の大きな魅力。

何れにせよ、次回のボディ買い替えはかなり後、もしかしたらコイツが壊れるまで使い続けるかも? と、珍しく意思が堅そうなコメントを残すヒロシであった。。。