フォーカシングスクリーンの掃除

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デジタル一眼レフ機 PENTAX KP が手元にやってきて2ヶ月ほど経とうとしています。
それまではOLYMPUS のミラーレス一眼 OM-D E-M5 MarkII をメインに使っていたのだけれど、サブ機で買い足し今ではメイン機になってしまったFujiFilm X100F のお陰で、センサーサイズを統一しAPS-Cサイズにしたのだ…
けれど。。。

今日はココロの寂しさを埋めるべく、午前中から三輪ちゃんファームに身を寄せ、お昼も一緒に食べてラジオも収録した。
自分が頼りない時は友人に会いに行くのが1番のクスリだから。

三輪ちゃんファームといえば「農園」なので普段とはまた違った被写体だらけだ。
外へ営業に出る時もプライベートの時も傍らにはカメラを携えてゆくので、三輪ちゃんファームに行っても何気にパシャパシャとシャッターを切るのだけれど、PENTAX KP のレンズ交換を無造作に4、5回ほどした。
FA31 → HD55-300mm → FA31 → HD55-300mm → FA31
ミラーレスカメラでもレフ機でもソレは然程変わらないと思った。ところがだ。

(画像ではとっても見難いけどね)
KP のファインダーを覗くと何やらニョロニョロした毛とか小さなホコリが見える。
その状態で試写して画面でプレビューしてみてもさっきファインダーから見えてたニョロニョロもホコリも見えないので、コレは明らかにレフ板かペンタプリズムの間に挟まったニョロニョロとホコリだ。
むむむむむ。。。
OM-D E-M5 MarkIIは小学生の息子のミニバスの試合でも屋内外で頻繁にレンズ交換をしていたけど一度もファインダーにニョロニョロが映ったコトが無い。
これは極めてOLYMPUSのダストリムーバーが優秀だったと言わざるをえないが、正直こんなにいとも簡単にゴミがファインダーに映り込むなんてショック以外のナニモノでもない。
帰宅しインターネットで「一眼レフ ゴミ ファインダー」と検索してみると数多くこのWordにヒットし、そして結論としては
「ゴミは入るが気にしないのが吉」
と書かれているものが多かった。

ここで構造的におさらいをしてみる。
まずミラーレス一眼のボディには画像素子であるCMOSセンサーが一枚貼り付いていて、レンズを通して見えている像をそのままEVFへ出力しながらシャッターを切るとそれを画像として保存する。
賛否両論はあるが、構造的にもとてもシンプルに出来ていると思う。
それに対して一眼レフカメラのボディには画像素子のCMOSセンサーは勿論だが、その前後にレンズから像を受け取るレフ板(鏡)とそれをさらにOVFへ導くペンタプリズムを有する。
前もって言っておくが一眼レフカメラをディスっているワケではない。
構造的にはとてもヤヤコシク精度を必要としている。
ミラーレス一眼と一眼レフカメラのどちらが良いとか悪いとかはさておき、とにかく画像素子以外にレフ板とペンタプリズムが物理的に有るということは、ココにゴミが付着する可能性はミラーレス一眼と比較すると単純に考えると3倍になるのだ。

端的に言えば、ゴミは見たくない。
ココロの狭い人間なんです。

だが付いてしまったゴミは何とかしたい。
諸先輩方の「ゴミは入るが気にしない」というお言葉も一理あるけど、どーしてもニョロニョロはやっつけたい。
PENTAX KP はもともとフォーカシングスクリーンをユーザーが換えられるようアクセサリの一覧にラインナップしている。
購入当初はこんな特殊なもん換える必要あんのか?と思っていたが、もしかしたらいとも簡単にココ(フォーカシングスクリーン)にゴミが溜まるという事の表れなのか?勘ぐってしまう。

換装の仕方は以外なほど簡単でボディの電源を落とし、レンズを外したらレフ板の上のペンタプリズムをカバーしてる部分の爪をピンセットかマイナスドライバでクイっと引き上げます。
押すのではなく※「引き上げ」ます。
※またこれはPENTAX KP の場合であり、それ以外の機種では違う取扱になります。

そうするとアッサリフォーカシングスクリーンを抑えているステイ(?)がパカッと外れます。 あらま。。。

ペンタプリズムとステイの間にフォーカシングスクリーンがあるので引き上げます。

ただ上も下もミラーやらペンタプリズムなのでくれぐれもピンセットの先を引っ掛けたり傷付けたりしないように細心の注意と自己責任で執り行ってください。

フォーカシングスクリーンをライトに照らして見てみると、ニョロニョロもそうですが、手慣れておらずいつの間にかピンセットでスクリーン自体に傷を付けてしまい、中性洗剤を付けて洗浄・乾燥させてみましたが余計にOVFが酷いことになってしまいました。
現在amazonで同型番のスクリーンをポチりましたので届き次第換装です。

それにしてもですね、一眼レフカメラを所有している方が全てこうなるということでもなく、レンズ交換前は事前にエアダスターで入念にホコリを祓ったり、ボディを上向けないとか屋外でレンズ交換する場合は必ずバックの中といった自助努力をすればゴミなんて付着しないということです。
またミラーレスの場合は、撮像素子であるCMOSセンサーの前には何も遮るものが無く、手荒なまねをすれば一眼レフより悲惨な状態に成りかねないので十分注意が必要です。